茨木・摂津 TOKK
Clouds
-1.16
TOKK(トック)大阪京都神戸阪急沿線おでかけ情報メディア
WEB版「TOKK」が「TOKK関西」にリニューアル
URLが変更になりました
検索する
閉じる
茨木・摂津 TOKK
Clouds
-1.16
25.11.26
渡辺 陽
ソロ活女子。気ままに暮らしています。とにかく食べることが好き。動物は犬派です。

阪急南茨木駅のロータリーにはひときわ目立つモニュメントが建っています。鮮やかな黄色の防護服を着て、頬には傷があり、胸元にはカウンターがゼロを示すガイガーカウンタを身にまとった「サン・チャイルド」。高さは6mにもなります。右手には太陽のモチーフがキラキラと輝いています。こちらはヤノベケンジ氏の作品で、同じものが3体あるのですが、3体目はヤノベ氏の故郷である茨木市の作品は2012年に完成、恒久展示されているそうです。
この作品は、東日本大震災、福島第一原発事故の後に、復興・再生への願いを込めて、被災した人々が立ち上がるきっかけとなるような希望のモニュメントとしてヤノベ氏が構想したものですが、南茨木駅前のサン・チャイルドは明るく力強い眼差しで福島県の方を見つめています。

ヤノベ氏は、サン・チャイルドを製作する前から核に対する警鐘を鳴らし続けていて、元水力発電所の美術館では放射線と大洪水をテーマにした作品などを発表しているのですが、シニカルで第三者的な表現では効果がないことから、当事者として具体的に現実を好転させることのできる「恥ずかしいほどポジティブ」な表現に転換。アートには、次の世界のビジョンを見る勇気や希望を与え、魂を育てること、それを助けることができると確信したそうです。今も次の未来を切り開くメッセージをストレートに伝える作品を作り続けています。
茨木市では、サン・チャイルド以外にも街角に彫刻を屋外に展示する彫刻展示事業をしていて、岩村俊秀さんの「はじまりーDeep Forest」や林宰久さんの「変様ー空へ」、名和晃平さんの「Trans-Ren(Bump,White)」など多彩な作品を鑑賞することができます。ひとつひとつの作品に込められたメッセージがあるので、深掘りしてみるのもおすすめです。


1965年大阪府生まれ。現代美術作家。京都芸術大学教授兼ウルトラファクトリー・ディレクター。1990 年、隔離タンクの中で瞑想する体験型の作品《タンキング・マシーン》でデビュー。「現代社会におけるサヴァイヴァル」をテーマに機械彫刻を制作。ユーモラスな形態に社会的メッセージを込めた作品群で、国内外で評価される。
創作の原点は幼少期に大阪万博会場が解体されていく現場「未来の廃墟」で遊んだこと。美術の起源や存在意義を問い、環境と相互作用をもたらす作品を制作している。
| 店舗・施設・スポット名 | サン・チャイルド |
| 時間 | – |
| 定休日 | – |
| 問い合わせ先 | 072-622-8121(茨木市役所・代表) |
| アクセス | 阪急南茨木駅下車すぐ |
| 住所 | 大阪府茨木市沢良宜西1丁目1−3【MAP】 |
| 公式URL | https://www.city.ibaraki.osaka.jp/ibarakinikki/2012/id120301/id120311.html (茨木市による除幕式の記事) |
茨木_摂津ライター
2026.1.4 - 2026.1.10