吹田 TOKK
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吹田市の象徴ともいえる「万博記念公園」の太陽の塔が、このたび国の重要文化財に指定されました。1970年の日本万国博覧会(大阪万博)のテーマ館の一部として建てられ、半世紀以上を経てもなお力強い存在感を放ち続けています。文化財として正式に評価されたことは、吹田市や周辺の自治体に暮らす皆様にとってもうれしい出来事だったと思います。
太陽の塔、前から見るか、後ろから見るか、中から見るか
太陽の塔は、芸術家の岡本太郎がデザインし、日本万国博覧会のシンボルゾーンにテーマ館として、母の塔・青春の塔・大屋根とともに作られました。正面の「黄金の顔」、中央の「太陽の顔」、背面の「黒い太陽」がそれぞれ未来・現在・過去を表しています。

万博記念公園の顔ともいえる太陽の塔。中央口ゲート前には撮影スポットもあり、スマホを固定できる台も設置されています。

それでは、ずんずん近づいていきましょう。足元まで接近できます。近くで見るとさらに迫力を感じますね。
太陽の塔の内部には万博当時に展示されていた〈生命の樹〉がそびえ立っており、再生事業を経て、現在は一般公開されています。樹の幹に沿って原生生物から人類へ至る進化の過程を表現。塔そのものが“巨大な生命体”であることを実感できる空間です。

内部には〈地底の太陽〉ゾーンもあります。ここは万博当時、太陽の塔の前段に位置していた地下展示「過去:根源の世界」の雰囲気を体感する空間です。当時、展示されていた〈地底の太陽〉は行方不明になり、再生事業の際に復元されました。

さらに進むと生命の樹のゾーンへ。真っ赤な壁に囲まれた空間にそびえ立つ1本の〈生命の樹〉。下から上に向かって生命が原生類から哺乳類へ進化する過程を表しています。


哺乳類時代のゾーンには、当時展示されていたゴリラがそのまま展示されています。朽ちた頭部は、約半世紀という時間の経過を物語っています。

太陽の塔の腕の部分は、照明の効果も相まってサイケデリックな雰囲気が感じられます。なお、塔内で流れている曲は、当時と同じで黛敏郎作曲の「生命の賛歌」です。

落下などの危険を考慮して、塔内は1階部分のみ撮影可能となっていますが、塔内撮影専用のスマホケースをレンタル(500円/1個 ※現金支払いのみ)すれば、自身のスマートフォンで塔内の撮影ができます。

太陽の塔の内部の入り口は、背面の「黒い太陽」側にあります。離れたり近づいたりしながら、「黒い太陽」もじっくり観察してみてください。
ファン歓喜! グッズが充実のミュージアムショップ



塔内には、太陽の塔をはじめとする岡本太郎作品のグッズや関連書籍を取り扱うミュージアムショップもあります。人気は「ピンズ」660円や「太陽の塔キーホルダー」770円。最近の注目は「タローマンぬいぐるみマスコット」3,630円や、ペンをさかさまにするとTAROさんが出てくる「フローティングペンTARO」1,450円です。
公園のシンボルと巨大なレリーフ壁画が江坂に!
吹田市内には、ほかにも岡本太郎に関係する作品があります。

そのひとつが、江坂・豊津公園にある「リオちゃん」です。「リオちゃん」はもともと、ダスキンが展開していた吹田市芳野町のレストラン「カーニバルプラザ」の看板として岡本太郎がデザインを考案し、1983年に制作されたもので、サイズは縦横約5メートルという大きさ。「リオちゃん」という愛称は吹田市民に名付けられたそうです。
「リオちゃん」は2007年の「カーニバルプラザ」閉店後、同年に「吹田市立博物館」で開催された「’07 EXPO ’70 わたしと万博」展に出品され、しばらくは博物館が位置する「紫金山公園」に設置されていましたが、2011年に豊津公園に移設されました。ずっと豊津公園にあると思っていましたが、そんな過去があったんですね。


もう1作品が、豊津公園の向かい、ダスキン本社の公開空地にあるレリーフ壁画「みつめあう愛」です。こちらは1990年にダスキン本社ビルが竣工したことを記念して制作されました。大きさは縦8m×横4.5m。信楽焼のピースが使われています。公開空地の開放時間中は誰でも見学できるので、「リオちゃん」と併せて、その迫力をぜひお楽しみください。
※「みつめあう愛」は、2026年春ごろまで本社改修工事のため見ることができません。
| スポット名 | 太陽の塔 |
| 開館時間 | 10:00~17:00(最終受付16:30) |
| 休館日 | 水曜(万博記念公園に準ずる) |
| 料金 | 料金 大人720円、小中学生310円 ※事前予約制(前日までに要予約) 別途、「自然文化園・日本庭園共通入園料」大人260円、小中学生80円が必要(※4月1日より大人(高校生以上)450円、小人(中学生以下)無料) |
| アクセス | 大阪モノレール・万博記念公園駅下車 約10分 |
| 住所 | 吹田市千里万博公園 自然文化園内【MAP】 |
| URL | https://www.expo70-park.jp/ |
| スポット名 | リオちゃん |
| 所在地 | 吹田市豊津町7 豊津公園【MAP】 |
| アクセス | Osaka Metro御堂筋線・北大阪急行江坂駅下車 約5分 |
| スポット名 | みつめあう愛 |
| 公開時間 | 7:00~20:00 |
| 所在地 | 吹田市豊津町1-33 ダスキン本社ビル2階 公開空地【MAP】 |
| アクセス | 北大阪急行・江坂駅下車 約5分 |
吹田ライター
Iwamoto.K
大阪在住。吹田市は大学時代を過ごした思い出の街。地図を見ること、道を歩くことが好きで、一度通った道のことは割と覚えている。土地の記憶を辿ったり、考えたりするのも良い。
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