吹田 TOKK
Rain
12.04
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吹田 TOKK
Rain
12.04
26.01.30
A子
愛知県出身京都在住。京都が好きで移り住んで約20年。制作プロダクションでの編集を経て、ライターとして独立。

近年は企業と大学が共同開発したり一緒に社会の課題に取り組んだり、産学連携の活動が多く見られるようになりました。大阪府吹田市の千里山を中心に広大なキャンパスをもつ関西大学もその例外ではありません。関西大学と大阪を代表する菓子メーカーであるUHA味覚糖がコラボレーションして生まれた商品「関大コロロ」は、学生の間で話題のグミなのだとか。関西大学広報課にお邪魔して、お話を伺いました!
市場規模が年々拡大しているというグミ。気がつけばコンビニエンスストアやスーパーマーケットに専用のコーナーが設けられ、新商品が次々に発売されています。その購買層の中心にいるのが学生などの若者です。
「最近の多くの学生はカバンにお気に入りのグミを携帯しており、『このグミ食べる?』とコミュニケーションが生まれているそうなんです」と話すのは関西大学広報課の大西さん。

グミはもはや学生生活の一部ともいえる存在。そしてUHA味覚糖の社長が関西大学教育後援会会長を務めていたという縁があり、令和4(2022)年にUHA味覚糖の「忍者めし」とコラボした「関大めし」が発売されました。
元々の忍者めしの雰囲気を保ったパッケージのデザインは全4種。就活学生や体育会学生の成功・勝利を願い、「腹が減っては就活できぬ」や「魅せろ! 関大生の底力」などの応援フレーズを載せました。

「関大めし」はキャンパス内の生協や関西のスーパーマーケットで販売されました。ハードな食感がクセになる人気のグミと母校のコラボレーションに、学生の評判も上々。噛み応えが刺激となり就活時の面接前や試合前に集中力を高めるのにも、一役買ったようです。
「関西めし」の好評を受け再びUHA味覚糖と共同し、忍者めしと同じく人気の高い商品であるコロロとコラボが実現。「グミを通じて学生間の会話のきっかけを創出し、楽しいキャンパスライフを応援する」という企画として、令和6(2024)年に「関大コロロ」が誕生しました。
「今回は学生に考えてもらったデザインをパッケージに採用しました」と大西さん。
大学公認の学術研究会の一つであり、広告のデザインなどを研究している関西大学マス・コミュニケーション学研究部の学生に声をかけ、デザイン案を募ったそう。
関西大学マス・コミュニケーション学研究部は総勢約60人という大所帯でその歴史も長く、出版・広告・映像の3つのパートに分かれて活動しています。最近では関西大学が舞台となった映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』のロケ地マップも作ったのだとか。
コロロは学生の間でも知名度が高く、丸くかわいらしいフォルムでプチっと弾けるような独特の食感にファンが多いグミ。「人気商品のパッケージに自分のデザインが使われるのは光栄」と学生もはりきってデザインを考えてくれたそう。
学生がIllustratorなどの本格的なソフトを使い作成したデザインの中から広報課が厳選し、修正などのやりとりを重ねて完成させました。


令和6(2024)年の「関大コロロ」では、2 種類のデザインが発売されました。
関西大学の体育会全体のチームネームであるカイザーズ(KAISERS)の20周年を記念したデザインと、令和7(2025)年に新設されたビジネスデータサイエンス学部をイメージした幾何学模様がベースのデザインです。
味は関西大学のスクールカラーである紫紺と同系色の巨峰味。キャンパス内での限定販売ながら大きな反響がありSNSでも話題となり、なんと2万個以上も売れたのだとか!
これには大西さんもUHA味覚糖の担当者も驚いたそうです。「『こんなんあるんや』と学生たちが興味津々で手に取ってくれたり関大のOB・OG、保護者の方にも喜んでいただけたり、私たちもうれしく思っています」と、大西さんは笑顔を見せます。
令和7(2025)年には再び関西大学マス・コミュニケーション学研究部の学生がデザインを考案し、「関大コロロ」の第2弾が発売されました。
今回は「コロロでココロ 近づけよ!」がテーマ。コロロでコミュニケーションが生まれている様子のデザインと体育会のカイザーズ(KAISERS)の新デザインが、明るくポップな雰囲気です。

「今回はより贈りたくなるグミにするために学生がアイデアを出し合い、パッケージの裏面にメッセージ記入欄が追加されました」と大西さん。
ちょっとした一言を添えて誰かにプレゼントすれば手紙にもなり、手書きのぬくもりが学生同士の距離を縮めてくれる仕掛けです。


体育会のカイザーズ(KAISERS)がデザインされていることもありアメフトの試合などのスポーツイベントでキャンペーンのプレゼントとしても使われ、学生生活のさまざまなシーンで活躍しているそうです。
「こうやって自分のデザインが商品として形になると学生のモチベーションも上がりますね。個人単位ではできないこうした取り組みを今後もサポートしていけたらと思っています」と大西さん。


関西大学ではこれまでも企業と学生が共同し、食料品やクラフトビールといったお酒、介護用品などさまざまなジャンルで学生の声が生かされてきたそう。今後も学生ならではの視点や意見が、新たなトレンドとなる商品を生み出すことを期待したいです!
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ライター
A子
お酒が好きで京都や旅先の酒場巡りがライフワークなので、子育てが落ち着いたら以前のペースを取り戻したい。 20代前半に鹿児島で芋焼酎のお湯割りに出合ってお酒のおいしさに開眼し、焼酎を皮切りに日本酒やワイン、ビールなどあらゆるお酒とアテを楽しんできました。
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