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旬の味覚が勢揃いする、月に一度の一般開放日。尼崎の公設地方卸売市場で開催する「市場開放フェア」をレポート!

26.04.13

関戸 直広

関戸 直広

1995年生まれ。埼玉県さいたま市出身、さいたま育ち。

旬の味覚が勢揃いする、月に一度の一般開放日。尼崎の公設地方卸売市場で開催する「市場開放フェア」をレポート!
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普段はプロの買出人しか立ち入ることができない「尼崎市公設地方卸売市場」が、1ヶ月に1度だけ一般開放される「市場開放フェア」。さばきたてのマグロに、炭火が香るうなぎ、そして新鮮な食材を目当てに約1,000人以上が訪れるイベントの様子をレポートします。

尼崎の食を支える台所

地元で取れた新鮮な野菜をはじめ、果物、お肉、魚介類などが全国から届く「尼崎市公設地方卸売市場」。元々は昭和28(1953)年に全国12番目に誕生した中央卸売市場で、現在の「尼崎市総合文化センター」のあたりで営業していましたが、規模の拡大により昭和42(1967)年に現在の場所へ移転。

平成19(2007)年から地方卸売市場へと転換して営業を続けています。 

そんな歴史ある市場の機能や、“安全で安心な生鮮食料品等を提供する”という役割が広く市民に知られ、尼崎市に必要な施設であることを知ってもらうべく、尼崎公設地方卸売市場運営協議会(場内事業者団体)が主催で、「市場開放フェア」というイベントを月に一度だけ開催しています。 

イベント開始前から長蛇の列!  

 イベント開始は午前8時。少し早めにと、筆者は7時30分ごろに市場に到着したのですが、受付の前はすでに長蛇の列でした!

みなさんのお目当てはというと、先着400名に配られるこちらの「場内マップ」。マップを持参して2店舗以上で各300円以上の買い物をすれば、当日でも使える300円分の金券に交換できるという、おトクなマップなんです。  

金券への交換は、午前10時まで 

筆者もマップを入手するべく行列に参加。あっという間に行列は折り返し、最後尾は見えなくなってしまいました。

広報の方にお聞きしたところ、ここ最近は来場者数が右肩上がりだとか。令和5(2023)年時はおよそ600人ほどだった来場者数が、最近は1,000人を超える日も少なくないそうです。  

先着順で配布するマップは今回も早々に終了。早めの来場がおすすめです

 エリアは大きく分けて4つ。まずは水産物エリアに足を運びました。

人気の水産物エリアは、朝イチから売り切れ続出!  

イベント開始直後から盛り上がりをみせていたのが、新鮮な魚介を販売する水産物エリア。  ホタルイカやサワラなど、今が旬の海鮮も多く並んでいました。 

スーパーではあまり見ることのない魚も並んでいる光景に気分が高まります。中にはイベントが始まってすぐに売り切れてしまう商品も。  

とれたての魚が並ぶ
立派なズワイガニも
冷凍の鮭の切り身などを販売していた「長谷川水産」

場内を回っていると、どこからか香ばしいにおいが……。その正体を探してみると、炭火で豪快に焼き上げるうなぎの蒲焼が。  

うなぎを専門に取り扱う業者が、開放フェアに来てくれたお客さんを喜ばせるため、特別にうなぎの蒲焼を販売しているそうです。さばきたて、焼き立ての鰻は1日に100本も売れるほど大人気!  

 うなぎを求めるお客さんの大行列。「毎回これを目当てにきてます」というお客さんの声も 

ほかにも長い行列を作っていたのは、冷凍のマグロを専門に扱う「タカミネ」。リピーター続出という冷凍まぐろの刺し身や、鯖(さば)のしぐれ煮はこの日も大人気。  

試食コーナーもあり、筆者は鯖のしぐれ煮を試食させていただきました。  

「調味料はシンプルだけど一度に20匹分の鯖を炊くから、鯖からの出汁がすごく出てるでしょ」と、旨みたっぷり。甘辛い味付けは、ご飯にも、お酒のアテにピッタリの味! こちらも公開フェアの時だけ、特別に仕込んで販売しているそうです。  

生のマグロを扱う「金井商店」では、本まぐろの刺身を販売。中には手に入れるのが難しいない希少な部位も。次々と刺身を切り分ける職人さんの鮮やかな手つき、「これやったらネギトロにしたらウマいで〜」と、おすすめの食べ方も教えてくれます。 

 生マグロを専門に扱う「金井商店」。部位によってはすぐに売り切れてしまうほどの盛況ぶり
「コウシュウ」では冷凍の加工品などを販売。こちらも大行列でした

お得な詰め合わせや、プロ厳選の極上味噌も

水産物エリアを奥に抜けると、乾物や加工食料品などを扱う指定業者のエリアへ。お菓子やカップラーメンがお得な詰め合わせで売っているお店が大賑わいでした。  

 市場の一番奥のエリアで、ひときわお客さんを集めていたのが「高瀬味噌販売」。  

創業50年以上の味噌専門の問屋で、日本全国から厳選した味噌を取り揃えています。「今日の晩ごはんにはこれで決まり! とってもおいしいですよ〜!」と、威勢のいい掛け声で、味噌の販売をしていました。

毎開催、大好評という味噌汁の試飲ブースも。この日は厳選した味噌を3種類もブレンド。これまでに飲んだことのないくらい、味噌のおいしさに深みを感じました。  

大盛況の味噌汁の試飲ブース

市場食堂や魅力ある食品も 

場内には営業中の飲食店の姿も。老舗の雰囲気が魅力的な「たつみ食堂」では、場内で仕入れて調理する魚や、自家製のだし巻き定食が大人気。買い物をすませたあとに食事を楽しんでいくお客さんも多いそうです。  

関連店舗棟でも、魅力ある商品がありました。業務用の調味料などを扱う「荒井食品」。スタッフさん曰く「取り扱いが少なく入手困難」な、神戸のローカルソース「ブラザーソース」も。 

並べてはすぐに売れていく「いろは精肉店」のお肉

地産地消の採れたて野菜もずらり

市場には旬の野菜や果物も並びますが、その中には「あまやさい」も。  

「あまやさい」とは、平成30年(2018)年に尼崎市で生まれた地場野菜ブランド。名前の通り“尼”崎市で生産された“野”菜のことで、どれも採れたて新鮮なものばかり。   

開放フェアは11時までの開催ですが、野菜に限らず人気の商品から次々と売り切れることも多いので、10時前になると徐々に片付けを進めながら営業している店舗の姿も見られました。目当ての商品は一目散に買っておいた方が良いかもしれません。  

普段は入れない市場に行ける、月に一度のイベント  

今回は市場開放フェアに足を運び、しっかりと買い物まで満喫させてもらいました。
ただ買い物をするだけでなく、食材のプロから調理法やおすすめのレシピを直接教えていただけけるのもうれしい体験でした。  

また、会場は駐車場も広々としていて、子ども連れで参加しているご家族の姿もありました。普段は入れない場所だからこその特別感、市場ならではの活気ある雰囲気は思い出に残るはず。  

 普段は見ることができない市場の裏側も 

月に一度、いつもより少しだけ早起きして、「市場開放フェア」にお出かけしてみてはいかがでしょうか。  

イベント名 尼崎市公設地方卸売市場 市場開放フェア  
開催日毎月第1土曜日  
開催時間8:00〜11:00 
アクセスJR尼崎駅下車 約17分
住所兵庫県尼崎市潮江4-4-1(尼崎市公設地方卸売市場)【MAP】 
 URLhttps://www.ama-shijoh.net/event/fair.html

  • 掲載店舗や施設の定休日、営業時間、メニュー内容、イベント情報などは、記事配信日時点での情報です。新型コロナウイルス感染症対策の影響などにより、店舗の定休日や営業時間などは予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。また、お出かけの前に各店舗にご確認いただきますようお願いいたします。
  • 価格は記事配信日時点での税込価格です。
関戸 直広

ライター

関戸 直広

住み込みのホテルスタッフ、介護施設、飲食店などで働いていた後、コロナをきっかけにライター業に興味を持ち、編集者に弟子入りして関西に移住。

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