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「靴のまち」として知られる神戸・長田。世の中の価値観の変化で、モノの価値を本質的に捉え直す人が増える今、100年以上にわたって受け継がれてきた「神戸産シューズ」に、改めて注目したい。
どの靴を履いても足が疲れる、足が痛くなってしまう。しっくりくる靴に出会ったことがない……。誰しも一度は経験したことがあるでしょう。「神戸産シューズ」はこうした履く人の靴の悩みに寄り添い、発展してきました。

「靴のまち長田」を中心に、日本有数の靴の産地としてその信頼を守り続けてきた神戸。裁断や縫製など、その工程には長年にわたり培ってきた靴づくりの技術とこだわりがつまっています。

神戸らしいファッション性のあるデザインはもちろん、作り手たちそれぞれが履き手の声を拾い上げ、独自の工夫を生かしながら履き心地と品質の良さを追求しています。

履く人の足の悩みに応えながらも、見た目を損なわない靴。素材を見直すことで足にも環境にも優しい靴など、足の個性や時代に合わせて靴にも多様性が生まれています。

神戸の靴づくりの芽吹きは、1868年の神戸港開港に遡ります。居留地に住む外国人の靴の修理や新調のために、草履や鼻緒職人が製靴業へと転業。次第に神戸に志の高い職人たちが集まり、靴産業が発展しました。京都の「着だおれ」大阪の「食いだおれ」と並んで、神戸は「履きだおれ」と呼ばれるまち。100年以上経った今も、神戸でしか作ることができない靴の技術とスピリットは、色褪せることなく継承されています。

履き心地を実感できるメンズの靴をつくる「アレッツォ」。
木型やインソールの独自開発にいち早く取り組み、外反母趾や開張足に悩む方に寄り添う「エレーヌ」。
女性の美と健康のため、ファッション性と機能性を備えた靴づくりを行う「カワノ」。
一過性の流行ではなく、日常に残る靴づくりに取り組む「中谷加工所」。
「ともにつくる靴」をコンセプトに、履き心地だけでなく”その人らしさ”をプラスする「HIBI」。
何歳になっても履きやすいやさしい靴をつくる「ベル」。
神戸に残るオーダーメイドの文化を、靴から拓いていこうとする「ミサキシューズ」。
ドイツ式整形靴の知識をベースに、オーダー靴を仕立てる「Yusuke Omori ordershoes maker」。
60万通りの中から、自分だけのオーダーメイドシューズを叶える「ロンタム」。
伝統に裏打ちされた確かな技術とブランド独自の柔軟なアイデアで、「神戸産シューズ」は日々生み出されています。
そして今、神戸の靴文化を後世へと残していくための新たな取り組みもスタートしました。

「神戸産シューズ 相思相愛」。「相思相愛」という名称は、靴にこだわる作り手と履き手をつなぐことを目指して名付けられました。
ウェブサイトでは、日々ひたむきに靴づくりに向き合う職人たちにインタビュー。靴にかける静かな情熱と志を感じてください。
「神戸産シューズ」は、神戸市内の様々なショップで販売されているほか、イベントでの販売も行われています。2024年2月10日(土)、24日(土)には、東遊園地で開催される「EAT LOCAL KOBE FARMERS MARKET」に2つのブランドが出店。神戸産シューズの展示と革小物の販売が行われます。
また、長田と一般の方の交流の場「くつっ子まつり」の開催、長田を中心とした町工場を見学できる「開工神戸」(→詳しくはこちら)への参加など、履き手に開かれた場も設けられています。
「神戸産シューズ 相思相愛」ウェブサイトでは、こうしたイベント等の告知も行われるので、サイトをチェックしてみてください。
sponsored by 神戸市ファッション産業課