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26.01.29
TOKK編集部
創刊50年を超える阪急沿線情報紙TOKKと、WEBメディア・TOKK関西を運営しています。

阪急京都線桂駅と京都きっての観光地・嵐山を結ぶ嵐山線。
今回は、上桂駅と松尾大社駅周辺で見つけたおいしいパンのお店を3軒訪れました。
ローカル線に乗りながら、その店でしか出合えないパンを求めて、ショートトリップを楽しんで。
阪急嵐山線上桂駅から西南方向へ歩いて約10分。西京区総合庁舎の裏手に「AKINE BREAD(アキネ ブレッド)」という小さなパン屋さんがあります。パンはショーケースに並んでおり、店主・野﨑さんらスタッフにとってもらうスタイルです。

今や「AKINE BREAD」の顔とも言えるのが「禁断の肉肉カレーNEO ver.2025」。日本カレーパン協会が決定する「カレーパングランプリ」において、西日本焼きカレー部門で2年連続の受賞を果たした自慢の一品です。
ソフトフランスパンの中に中辛のカレーで煮込まれたお肉がゴロンゴロンと入っています。カレーには20種類以上のスパイスを調合するというこだわりようで、このパンをもっとおいしくするには…と考え出すと、もう夜も眠れないと野﨑さんは笑います。

そんな野﨑さんの話を聞きながらショーケースを見ていると、パンについている名前がおもしろいことに気がつきます。あんパンならぬ「あんぱんぱん」。「名前は息子がつけることが多いんです。ただのあんパンより覚えてもらいやすいでしょう?」ちなみに、こちらのあんパンには和菓子に使われるもっちりとした求肥(ぎゅうひ)が包み込まれています。

「AKINE BREAD」には、天然酵母を使った体にやさしいパンを、という信条があります。それがよく表れているのが食パン「AKINE BREAD」(写真右)。選りすぐりの国産小麦をブレンドし、バターや生クリームなど動物性のものは使わずに湯捏ねでゆっくり発酵させて焼き上げています。そのままでもやさしい甘みが感じられるのですが、トーストすると秀逸。外はカリッと、中はもっちりとしているのに、口の中ですーっと溶けていくような食感です。

貴重な古代小麦「スペルト小麦」を使ったカンパーニュもぜひ食べてほしい、と野﨑さん。「パンの道はまだまだ奥深い」と笑いながら話す様子にパンへの熱い想いを感じました。

| スポット名 | AKINE BREAD |
| 営業時間 | 7:00~18:00(土曜・祝日は〜17:00) ※売り切れ次第終了。 |
| 定休日 | 日曜 ※不定休あり(@akine_breadで要確認) |
| 問い合わせ | 075-925-8247 |
| アクセス | 阪急上桂駅下車 約10分 |
| 住所 | 京都市西京区上桂森下町1-244【MAP】 |
| URL | https://www.akinebreadkyoto.com @akine_bread |
上桂駅から東へすぐ。くまさんの看板が掲げられたパン屋さん「パンくま」があります。扉を開けて中に入ると、小さな店内はパンが焼けるいい香りでいっぱい!奥の厨房では、スタッフの皆さんが忙しそうにパンを作っているのが見えます。

「パンくま」がオープンしたのは25年前のことです。店名は店主・平尾さんのご実家が「魚くま」という魚屋さんだったことから。最初は、自宅の一角からスタートし、その5年後に今の場所に店舗を構えました。

「パンくま」では、選ぶ楽しみも大切にしたいとの思いから、少量多品種でパンを焼いています。パンの棚を見ながら、1つ追加、3つ追加と、少しずつ追加していきます。「常時90種類くらいは並んでいるでしょうか。カレーパンなどは温かいままご提供できるのもこのやり方だからこそ」と店主の妻・律子さんは胸を張ります。

そんな中からおすすめのパンを3つ、律子さんに選んでもらいました。写真奥が「カスクート」。バケットにブリーチーズとロースハムを挟んだシンプルながら、小麦の滋味深い味わいが感じられるパンです。手前左は「紅玉りんごのブリオッシュ」。とろりと煮た紅玉りんごにサクサクのシュトロイゼル。作れるものは全部手作り、という「パンくま」のやさしさが伝わってくる一品です。

そして、上の写真の手前右側がマロン風味のベーグル。「パンくま」では常時10種類くらいのベーグルが並んでいます。「うちのベーグルは軽い食感が特徴。ソフトパンのように、そのまま食べられるように作っています。味も豊富。季節限定もあるので、飽きずに食べていただけると思います」。

地元の高校で毎日出張販売をしたり、春休みに小学生までの子どもだけが入店できる日を設けたり、夏休みにはパン教室を開いたり…。「パンくま」は、地域とともに日々を送るパン屋さんでした。
| スポット名 | パンくま |
| 営業時間 | 7:00〜18:30(土・日曜・祝日は〜20:00) |
| 定休日 | 日曜・祝日 ※臨時休業あり |
| 問い合わせ | 075-393-1771 |
| アクセス | 阪急上桂駅下車すぐ |
| 住所 | 京都市西京区上桂宮ノ後町31-9【MAP】 |
| URL | https://pankuma.com |
最後にご紹介するのは喫茶店です。松尾大社駅から歩いてすぐのところにある「ブルーオニオン」のカツサンドがおいしいと聞いてやってきました。

器好きの人ならピンとくるかもしれません。ドイツの陶磁器ブランド「マイセン」の有名なシリーズ名が店名になっていることからもわかる通り、おいしいコーヒーを素敵なカップで楽しめる喫茶店です。店内には200セットを超えるカップ&ソーサーが並んでおり、その中から好きなものを選びます。

オープンは1985年。「父が始めたので、私は2代目です。当時はカップを選ぶ店は少なかったようです。コーヒーも父の時からのもので、神戸の萩原珈琲から炭焼きの豆を仕入れています。備長炭でていねいに焙煎されているのを実際に見せてもらったら、この豆以外には考えられなくなりました」。学生の頃からお店を手伝っていたという店主・村上さんは慣れた手つきでコーヒーを淹れます。

オーダーしてから待つこと約15分。お待ちかねの「カツサンド」が運ばれてきました。レシピは創業当時のまま。1cm以上あろうかというロース肉を揚げて程よく冷ましたら、トーストした厚切りパンに挟みます。新鮮なレタスの食感、カツの衣にしみるソースの味、そして辛子マヨネーズも利いています。

「ブルーオニオン」には、地元の人や松尾大社に観光に訪れた人はもちろん、こちらの「カツサンド」を求めて訪れる人も多いそう。「特別なことは何もしていませんよ」と話す村上さんに人気の秘密を尋ねると、私たちにはわかりませんがとの前置きの後、「40年以上続く味ですから、初めての方にも安心感のようなものが伝わるのかもしれません」との返事。噛むたびに口の中にジュワッと広がる肉のうま味を感じながら、きっとその通りだと納得してお店を後にしました。

| スポット名 | ブルーオニオン |
| 営業時間 | 9:00〜20:00(土・日曜・祝日は~17:00) ※閉店の30分前LO。 |
| 定休日 | 木曜 |
| 問い合わせ | 075-882-8050 |
| アクセス | 阪急松尾大社駅下車すぐ |
| 住所 | 京都市西京区嵐山朝月町53-3 ハウスくらもと 1階【MAP】 |
いかがでしたか?阪急桂駅と支線である嵐山線は住宅街のイメージが強いですが、
いつもと違う駅で電車を降りて、周辺をゆっくり散策してみると、意外にもパンの名店と出会うことができます。
知らなかった店で、誰かに紹介したいパンに出合えたら、とてもワクワクするのではないでしょうか。皆さまもぜひ足を運んでみてください。
supported by:とっておきの京都プロジェクト(京都市観光協会)
TOKK編集部
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創刊50年を超える阪急沿線情報紙TOKKと、WEBメディア・TOKK関西を運営。 阪急・阪神沿線のローカル情報から、関西全般のおでかけ情報まで、グルメ、話題のニュース、街の気になる疑問など、様々に発信しています。
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