桂・嵐山 TOKK
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26.01.16
TOKK編集部
創刊50年を超える阪急沿線情報紙TOKKと、WEBメディア・TOKK関西を運営しています。

京都と大阪の間に位置する桂の街にはたくさんの人が暮らしています。そんな毎日に欠かせないパン。今回は、桂駅周辺で見つけたすてきなパン屋さんを3軒ご紹介します。どのお店も地域に愛されるパン屋さん。ぜひ、訪れてみてくださいね。
阪急京都線桂駅から東南方向へ約700m。京都市立桂東小学校のすぐそばの住宅街に静かに佇むのが「on egin(オネギン)」です。聞き慣れないその店名は、スペイン・バスク地方の言葉で「召し上がれ」という意味。ゆっくり、おいしく、楽しんで食べてくださいという気持ちを込めて使う言葉で、響きのかわいらしさとその思いに共感して店名にしたそうです。

長屋の一角を改装したお店は大きな窓が印象的。たくさんのパンが並ぶ様子に思わず引き込まれてしまいます。広々としたお店は、実は元お豆腐屋さん。店主・桐山さんのご両親が閉業されるタイミングで、パン屋さんへとその姿を変えたのです。

「私が子どものころ、この辺りは小さな商店街だったのですが、今はもうすっかり住宅街。なのに、私がここにどんどん什器を運び入れるものだから、それを見たご近所さんが、今から店をやるのか、と心配してくれていました」。朗らかに笑う桐山さんの焼くパンは、その人柄が感じられるおおらかでやさしい味わいです。

「on egin」のイチオシはリュスティック(写真左)。フランスの素朴な食事パンで、たっぷりの水を使って生地を作り、成形せずに焼き上げます。「私はこのリュスティックを焼くのが大好き。水分調節が難しく、なかなか思い通りに行かないのですが、そんなところが愛おしく感じます」。自分自身がこれだと思うリュスティックが焼きたくて、パン屋を始めたようなものだと桐山さんは言います。

「on egin」では国産小麦と生酵母を使っています。「生酵母は発酵の力が安定していて、また独特の風味もあります。とはいえ、量は最低限。少ない量でゆっくりじっくり育てていくのが私のスタイルです」。店頭に並ぶパンは30〜40種類。夕方まで、できるだけ好みのパンを選んでもらえるように、と少しずつ焼き足していくそうです。

オープンから5年。今後は食べ方の提案もしていきたいと桐山さん。人の輪もゆっくり、じっくり広がっており、時には店内でコラボイベントを開催したりもしているそうです。

| スポット名 | on egin |
| 営業時間 | 9:00~17:00 |
| 定休日 | 月・火曜(祝休日の場合は営業) |
| 問い合わせ | 075-950-0483 |
| アクセス | 阪急桂駅下車 約10分 |
| 住所 | 京都市西京区桂稲荷山町21-1【MAP】 |
| URL | @onegin_kyoto |
阪急京都線桂駅から大阪梅田方面へひと駅。洛西口駅の改札のすぐそばにあるのが「BAKEHOUSE Mére(メール) TauT(トート)阪急洛西口駅店」。長岡京に本店を置く「BAKEHOUSE Mére」の2号店です。

店内に並ぶパンはおよそ100種類。「毎日来ていただいても飽きないように。いつでも新しいパンに出合ってもらえるようにと日々考えながらパンを焼いています」。そう話すのは2代目の店主・佐野さん。ご両親が営んでいた町の小さなパン屋さんを受け継いで、今のスタイルへと育てています。

「Mére」のこだわりは酵母。ハード系のパンにはライ麦から起こした発酵種を、食パンなどのソフト系のパンにはレーズン酵母を使っています。天然酵母は、イースト発酵に比べてしっとり焼き上がり、また水分も保たれやすいと言います。それがとてもよく感じられるのが山型食パン「Méreトースト」。レーズン酵母を使って湯捏ねで作られているので、しっとり感ともっちり感の両方が楽しめます。

「Mére」で人気があるパンを佐野さんに尋ねると「彩り野菜とバジルソースのフォカッチャ」(下の写真左)との答え。水分の約3割のオリーブオイルを加えてしっとりと焼き上げたフォカッチャに季節の野菜を彩りも食感も楽しめるように大胆にのせた一品です。

楽しい商品もありますよ。上の写真の右側の風船のようなパンは、その名も「第3のメロンパン」!「Mére」だけのメロンパンです。いちばん外側はサクサクのクッキー生地、中はデニッシュ生地、そして土台にはバターをたっぷり染み込ませたパリパリのクイニーアマンが敷いてあります。赤ちゃんの顔くらいありそうな大きなパンですが、案外軽く食べられるのはデニッシュ生地がとってもふんわりしているからでしょう。

こちらの「Mére」には1日に数回本店から焼きたてのパンが届きます。いちばん多くのパンがそろうのはお昼前。11時30分ごろが狙い目です。店内にはドーナツスタンドも併設。手土産にと買っていく人も多いそうです。
| スポット名 | BAKEHOUSE Mére TauT阪急洛西口駅店 |
| 営業時間 | 8:30〜20:30(土・日曜・祝日は〜20:00) |
| 定休日 | 水曜 |
| 問い合わせ | 075-874-3110 |
| アクセス | 阪急洛西口駅下車すぐ |
| 住所 | 京都市西京区川島六ノ坪町他 阪急洛西口高架下【MAP】 |
| URL | https://www.kyoto-mere.com |
阪急京都線桂駅から少し足をのばしましょう。バスに乗り換えて京大桂キャンパス前で下車すると、そこにはメロンパンを持ったかわいい女の子の看板が目印のパン屋さんがあります。「Boulangerie Seri」は、京大生だけでなく、桂坂の人びとにも愛されているお店です。

「セリは娘の名前なんです。当時まだ小さかった娘がパン屋さんをやってほしいな、と言ったことが自分の店を持つきっかけになりました」。そう話すのは店主の吉川さん。夫婦でお店を切り盛りしています。

いちばんの自信作は「メロンパン」(これもせりちゃんのお気に入り)。熱風を庫内で循環させながらパンを焼くコンベクションオーブンを使っているので、表面はザクザク、中はしっとりとしています。熱風の具合でクッキー生地の具合が一つひとつ異なる様子も愛嬌がありますね。

朝、お店にお邪魔していると次々に焼きたてのパンが登場します。「このラタトゥイユドッグは大人のためのホットドッグです」と吉川さん。フランスパンに自家製のラタトゥイユ、そして噛むとパキッ、ジュワッと肉汁がしみ出る太いアルトバイエルンが挟んであります。

サンドイッチも豊富にそろっています。「野菜サンド」には3切れ入っているのですが、1切れずつソースの味が違うのがポイント。バジルソース、コブサラダドレッシング、辛子マヨネーズ、いずれも自家製のソースがたっぷりサンドされている野菜を引き立てています。

「Seri」のパンはお客さんのリクエストから生まれたものも多いそう。「これからもお客さんの声を聞きながら、地域に愛されるパンをていねいに作っていきます」と話す吉川さんの穏やかながら力強い表情が印象的でした。
| スポット名 | Boulangerie Seri |
| 営業時間 | 8:00〜15:00 |
| 定休日 | 日曜 |
| 問い合わせ | 075-393-6733 |
| アクセス | 阪急桂駅→京阪京都交通バス・京大桂キャンパス前停下車すぐ |
| 住所 | 京都市西京区A1棟 京都 Aクラスタ【MAP】 |
| URL | @boulangerie_seri |
いかがでしたか?どのお店のパンも、店主の人柄が感じられました。ずらりと並ぶパンを見ていると、それだけでとても幸せな気持ちになりますね。
supported by:とっておきの京都プロジェクト(京都市観光協会)
TOKK編集部
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