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26.04.07
nico
箕面市寄りの吹田市在住。趣味は名建築探訪、山歩き+温泉でリフレッシュすること。

阪急「牧落」駅の近くに、ちょっと珍しいよもぎ餅の専門店があるとの噂を聞き、行ってきました。お店の名前は「よもぎや」。
笑顔で明るく出迎えてくれたのは店主の久林千恵美さん。この春、ちょうど開店5周年を迎えられました。

ふるさと「徳之島」のソウルフード「よもぎ餅」への想い、素材へのこだわり、実際に食べてみた感想、5年間の軌跡など、ここだけの話をたっぷりとお伺いしてきました。

鹿児島市から南へ約468km、青い海にぽっかりと浮かぶ「徳之島」。店主の千恵美さんの生まれ故郷です。
春になると島のあちこちでよもぎが採れ、家族みんなでよもぎを摘み、どの家庭でもお母さんがよもぎ餅を作っていました。島の言葉で「ふちむち」といい、島のひとのソウルフードです。
あんこを入れず、お餅そのものに黒糖で自然な甘みをつけるのが徳之島の伝統です。こちらのお店ではそんな徳之島のよもぎ餅を提供しています。

よもぎ餅といえば、大阪では普通はあんこが入っていますが、こちらのお店では徳之島スタイルの「あんこ無し」も販売。初めてのお客さんはあんこ有り・あんこ無しを両方食べ比べて、2回目以降は「あんこ無し」を買うことが増えているそうです。

また、土日限定で通常の1.5倍のよもぎが入ったスペシャル版が登場します。「よもぎ」をしっかりと感じられる「よもぎ餅」となっています。
開店5周年記念で3/28~3/31まで4日間限定で2階のカフェスペースを開放。「ぜひ、つくりたてを召し上がってください」とのことで、店内でいただくことにしました。



◆あんこ有りのよもぎ餅(よもぎが通常の1.5倍のスペシャルver.)

自家製あんこはお豆と黒糖の自然な甘み。甘さ控えめで、よもぎの味が勝っています!つきたてのお餅はとても柔らかく、 とろ~んとしていて、ペロッと食べちゃいました。

◆人生初!あんこ無しのよもぎ餅(よもぎが通常の1.5倍のスペシャルver.)

続きまして、あんこ無しのよもぎ餅。関西人の私nicoは初めてです。

よもぎの風味という表現はちょっと違っていて、よもぎを食べるお餅という感じでしょうか!
あんこ無しは、お餅の生地そのものに黒糖ザラメのコクと味わいがより強く感じられました。
前日、摘んだばかりのフレッシュなよもぎを使ったお餅でした。よもぎの旬は3月~5月頃。それ以外の季節も味と香りを損なわない方法でペーストにして保存した「生のよもぎ」を使っています。 粉末の乾燥よもぎとは異なり、やはり「生のよもぎ」の香りと風味は格別でした。
すべて手づくりのため、1日120~130個くらい。来店が午後になる場合は電話で予約しておくと確実です。また、ある程度、まとめて買いたい場合は事前の予約をおすすめします。
「よもぎ」は抗酸化作用やデトックス効果、美肌効果が期待される日本古来のハーブです。黒糖はミネラルやビタミン、鉄分がたっぷり。おいしく食べられて、カラダにもいい。罪悪感なしのおやつです。
店主の千恵美さんが自宅の庭や近隣の農家さんの畑に自生しているよもぎを手で摘み、丁寧に洗い、湯がき、何度も水をかえてアク抜きをしてすりつぶします。ほんの少しだけ、よもぎの舌触りを残すようにするのが千恵美さんのこだわり。 手間を惜しまず、すべて手作業で行っています。


黒糖ザラメは徳之島にいる友だちが送ってくれるものを使っています。白糖に比べて、まろやかな味わいが出せます。
国産のもち米を使用し、毎朝、お餅をつきます。あんこは北海道産の小豆と黒糖ザラメを使い、自分で炊いています。
保存料なしのため、気温20℃以下で3日間、20~25℃なら2日間、日持ちします。25℃以上になると当日中に。

冷凍保存すれば1か月はOK。食べる30分前に冷凍庫から出して自然解凍。10~20秒、電子レンジで温めるとつきたてのお餅のようにフワフワ・モチモチになります。
よもぎ餅は和紙で一つひとつ包まれていて、見ためもおしゃれ。テレビ番組や女性ライフスタイル誌(WEB版)で紹介されたことがあり、話題の主役になること間違いなし!

箕面市のふるさと納税の返礼品にも選ばれています。
玄米みたらし団子は注文してから焼いてくれ、アツアツを買うことができました。お店の近くにある公園の桜がきれいだったので、今年の流行「ひとり花見」を楽しんでみました。

タレは甘さ控えめ、お醤油の香りと黒糖ザラメの風味がおいしかったです。タレの量が多すぎず、少なすぎず。ベタベタせず、食べやすかったです。



サーターアンダギーは2種類。竹富島生まれ、石垣島育ちの友だち直伝の水を一滴も使わない島のレシピで作っています。
塩サーターアンダギーは「徳の塩 (徳之島近海の海水100%が原料 )」がピリッとアクセントに。ザクッとした食感で小ぶりで食べやすく、素朴な味わいでした。
余計なものが何も入っていない。カラダにいいものしか使っていない。小さなお子さんにも、ぜひ食べてほしいおやつです。
店主・千恵美さんセレクトの徳之島の名産品も購入できます。徳之島は東洋のガラパゴスと呼ばれる奄美諸島のひとつで、動物だけでなく、植物も固有種が多く存在しています。店内では徳之島だけで採れる柑橘果物やさまざまな黒糖、島のおやつが並んでいます。




オープン当初は大阪で当たり前の「あんこ有り」のよもぎ餅だけを作っていましたが、同じ奄美諸島出身の友だちから「あんこ無しのよもぎ餅も作って売ってほしい!」との強い要望があり、少しだけ店頭に置くように。

しかし、「あんこ無し」を買った大阪のひとから「あんこ、入っていなかったよ」とクレームを受けたり、「どうやって食べるの?何かつけるの?」という質問があったり、なかなか思うようにはいきませんでした。その都度、あんこ無しのよもぎ餅の魅力を丁寧に伝えました。
少しずつですが、あんこ無し・あんこ有りを食べ比べたお客さんが「あんこ無し」のおいしさに気づいてくれるようになり、今では「あんこ無し」のほうがたくさん売れるまでになりました。

甘さ控えめのよもぎ餅は男性からも人気。私nicoが訪れた時も20代男性が買いに来ていました。若い世代にも受け入れられているんですね~。
島の暮らし、島の食文化はとても興味深く、徳之島に行ってみたいと思いました。また、明るくパワフルな店主の千恵美さんの人間力にも惹かれました。

徳之島で育まれた味覚をもつ店主・千恵美さんが、今でも畑の脇によもぎが生えている箕面と出会って生まれた「よもぎやのよもぎ餅」。これからもおいしい「よもぎ餅」を作って、私たちを楽しませてください。
ぜひ、皆さんも徳之島のソウルフード「あんこ無しのよもぎ餅」を食べて、南国のパワーをもらってください!
ゆくゆくは、箕面市稲にある緑豊かな工房で「よもぎ餅」を食べてゆっくりと過ごせる和カフェを開きたいとのことです。とってもポジティブな店主さん、これからも目が離せません!!
牧落駅から線路沿いの道を北へ歩いて6分のところにあります。
クルマの場合、牧落の踏切がある交差点の角にダイソーや酒のやまやがあり、その西側に「タイムズ」があります。30分間無料で使えます。駐車場の奥にある脇道を通るとお店まで近道です。歩いて1分もかかりません。


| 店舗・施設・スポット名 | よもぎや |
| 時間 | 11:00~16:30ごろ よもぎ餅完売の場合、早めに閉まることがあります。 |
| 定休日 | 木曜 |
| 問い合わせ先 | 072-725-0621 |
| アクセス | 阪急牧落駅下車 約6分 |
| 住所 | 箕面市桜1-16-28【MAP】 |
| 公式URL | https://www.yomogiya.shop/ |
箕面ライター
nico
北摂生まれ、北摂育ちのnicoです。箕面市寄りの吹田市在住。女子力高めの夫とのふたり暮らし。趣味は名建築探訪(東京タワーと国立新美術館が好き)、山歩き+温泉でリフレッシュすること。
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