長岡京・大山崎・向日 TOKK
Clear
13.41
TOKK(トック)大阪京都神戸阪急沿線おでかけ情報メディア
WEB版「TOKK」が「TOKK関西」にリニューアル
URLが変更になりました
検索する
閉じる
長岡京・大山崎・向日 TOKK
Clear
13.41
26.01.13
aki
パンと古い建物が大好きな長岡京市民。魅力あふれる乙訓の旬の話題をお届けします。


向日市の西国街道沿い、住宅街にたたずむ黒壁の一軒家。
扉を開けると、そこには本格的なドラムセットと照明に彩られた、
まるで小さなライブステージのような空間が広がります。
ここは、プロドラマーの内田伸吾さんが主宰する「ライムライトドラムスクール」
自宅を改装してつくられた完全防音のスタジオで、
3歳の子どもからシニアまで、幅広い年代の人がドラムに親しんでいます。
「ドラムって、そもそも叩ける場所が少ないんですよね。だから、安心して音を出せる場所をつくりたかったんです」
そう話す内田さんの言葉どおり、このスタジオは、慌ただしい日常から少し離れて、自分の音と静かに向き合える——そんな特別な時間が流れる場所でもあります。

内田さんがレッスンで大切にしているのは、「その人に合った入口からスタートすること」
保育園や幼稚園の子どもには、リズム遊びや真似して叩くところから。
小学生には、「習い事」としての基礎づくりを。
中高生には、「部活やバンド活動」のサポートを。
そして大人やシニアには、「昔やりたかった」「もう一度やりたい」という気持ちに寄り添ったレッスンを行っているそうです。

「目標は人それぞれなんです。プロになりたい人もいれば、楽しく叩けたらそれだけで幸せ、っていう人もいますから」
上達のスピードよりも、「楽しい」「また来たい」という気持ちを何より大切にしている——
そんな内田さんの姿勢が伝わってきました。

ドラムは、「打楽器」という名のとおり、叩けば音が出る楽器。年齢や経験に関係なく、誰でも始めやすい一方、叩き方や力の入れ方、角度などで、音は驚くほど変わっていきます。
「同じドラムでも、叩く人が変わると、まったく別の楽器みたいになるんです。そこが面白いところですね」と内田さん。
少し力を抜くだけで音がやわらかくなったり、当てる位置を変えるだけで響きが変わったり。そんな変化が、演奏する人の手応えとしてすぐに返ってきます。
だからこそ、「できた」という実感も得やすく、少しずつ積み重なっていく上達の過程そのものが楽しい。内田さんは、ドラムは「誰でも始められて、一生かけて深めていける楽器」だと話します。
内田さんが目指しているのは、プロの育成ではありません。
「音楽があるだけで、人生がちょっと楽しくなる。それで十分だと思うんです」
子どもの頃にドラムに触れた人が、大学生になってまた戻ってくる。
子育てが落ち着いた大人が、新しい趣味として始める。
家族で一緒に演奏するようになる人もいる。
そんなふうに、ドラムをきっかけに“音楽”が人生のいろいろな場面に寄り添っていく世界があることを、内田さんはとても自然に、うれしそうに語ってくれました。

コロナ禍をきっかけに始めた動画発信は、今では海外のフォロワーのほうが多く、15万人を超えるのだとか。

実際に、外国からレッスンを受けに来た人もいるそうです。
その一方で、内田さんは「できるだけ地元でやりたい」という思いから、スクールの発表会は東向日駅前のライブハウスで開催しており、家族や友人たちが集い、“音楽を囲む” そんな身近な場も大切にしています。
ライムライトドラムスクールは、ドラムを通して素敵な音楽との出会いが生まれる場所です。
その名のとおり、ひとりひとりの「やってみたい」という気持ちに、そっと光を当ててくれる——そんな場所でもあるのかもしれません。
「この町に、音楽をやる人が少しずつ増えていったらいいな、と思っているんです」と穏やかに話す内田さんのもとには、大阪や滋賀から通う生徒さんもいるそうです。
体験レッスンも実施しているので、新年を契機に、新しいことにチャレンジしてみたいと感じている方は、まずは一度足を運んでみてはいかがでしょうか。


| 店舗・施設・スポット名 | ライムライトドラムスクール |
| 時間 | 10:00〜21:00 |
| 定休日 | 日曜・祝日 |
| お問い合わせ | 050-7119-7445 ※レッスン中はつながらない場合があります |
| アクセス | 阪急西向日駅下車 約5分 |
| 住所 | 京都府向日市上植野町切ノ口23-5【MAP】 |
| 公式URL | https://limelight-studio.jp/drumschool/ |
長岡京_大山崎_向日ライター
aki
長岡京市在住(向日市寄り)。夫と小学生の息子、義母との四人暮らしです。7年間、関東で過ごした“再転入組”で、あらためて豊かな自然や歴史ある乙訓エリアの良さを実感しています。
2026.1.6 - 2026.1.12