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25.12.25
TOKK編集部
創刊50年を超える阪急沿線情報紙TOKKと、WEBメディア・TOKK関西を運営しています。

下町風情が感じられる京都市南部の街、伏見。
伏見は京の酒どころとしても知られ、有名観光地なども抱える街ですが、区外から足を運ぶ人が絶えない人気ラーメン店が集まる街でもあります。
酒どころ・伏見だからこそ生まれた酒粕ラーメン、スープにレンゲが立てられるほど濃厚な豚骨ラーメン、行列のできるつけ麺の店ほか、伏見を訪れるならぜひ味わっておきたい逸品ぞろいです。
この記事では、TOKK関西編集部が厳選した人気のラーメン店4軒をご紹介。観光と合わせてぜひ訪ねてみてください。

伏見酒造組合に加盟している18の蔵元の日本酒などが楽しめる屋台村「伏水酒蔵小路」にある「らーめん門扇」。鶏がらと野菜をじっくりと煮込んで作った鶏白湯スープが特徴のラーメン店です。

京都には2店舗ある「門扇」ですが、「伏水酒蔵店」限定で「蔵元が選べる酒粕ラーメン」1,200円が提供されています。「酒粕ラーメンは私の両親が考案しました。伏見らしい素材で、ウチのスープにも合うんじゃないかって。もう20年以上になりますね」。こう話すのは店長の山口さん。クリーミーなのにあっさりとした味わいは酒粕でしか出せないと言います。

酒粕は伏見の蔵元の中から常時8種類がラインアップ。好みの銘柄を伝えてオーダーします。酒粕の絞り具合によって “酒感” が強めだったり、やさしめだったり。知っている銘柄の酒粕を選ぶ人が多いのだそうです。

真っ赤なラーメン鉢で登場した酒粕ラーメン。立ち上る湯気にほんのりとお酒の香りがします。トッピングは、鶏もも肉を特製ダレに漬けて煮込んだチャーシューとハクサイやニンジン、ネギなど、たっぷりの野菜。麺は有名な製麺店「麺屋棣鄂(ていがく)」によるストレートの細麺です。

スープは、自慢の鶏白湯に酒粕を入れ、白みそなどで味を整えます。とろりとしたスープは、濃厚なのになぜかあっさりした味わい。普段、ラーメンのスープは飲まないという人も「ここのは最後まで楽しみたくなる味」と飲み干す人もいるそうです。
| スポット名 | らーめん門扇 伏水酒蔵店 |
| 営業時間 | 11:00~22:00(LO21:30) |
| 定休日 | 火曜(祝・休日の場合は営業) |
| 問い合わせ | 075-603-0380 |
| アクセス | 京阪伏見桃山駅下車 約5分、または中書島駅下車 約10分、または近鉄桃山御陵前駅下車 約5分 |
| 住所 | 京都市伏見区平野町82-2【MAP】 |
| URL | @monsen.fushimi.fsv |

どこか懐かしい雰囲気の伏見大手筋商店街の西側、竹田街道沿いにある「麺心 よし田」。この店のいちばん人気は「濃厚海老つけ麺」1,200円です。
ビスクという料理を知っていますか?フランス料理の一つで、エビやカニなど甲殻類を頭や殻ごと野菜などと一緒に煮込んだ濃厚なスープのことを言います。「麺心 よし田」の「濃厚海老つけ麺」のスープはまさにビスク。1kg以上の甘エビの頭を炒め、野菜と一緒にじっくり煮込んだスープに鶏白湯を混ぜ、オリーブ油やバター、生クリームで仕上げます。

テーブルには「つけ麺 流儀」が貼ってあります。最初はぜひ麺の味を。長野産の石臼挽き全粒粉を小麦に練り込んだ自家製麺はパスタのようで、しっかりとしたコシがあります。食べながら、みじん切りにした玉ねぎをスープに入れたり、麺にレモン汁をかけたり(これが絶品!)して “味変” を楽しんだら、最後は魚介ベースのスープでつけ汁を割って楽しみます。

「先代が、ほかでは食べられないものを、と考えだしたつけ麺で、私の代になってからも少しずつ改良を重ねています。既製品は使わず、時間をかけて作る自信作なので、ぜひ食べてみてください」と店長の稲葉さん。行列ができることも多いので、時間に余裕を持ってお出かけください。
| スポット名 | 麺心 よし田 |
| 営業時間 | 11:30~15:00(LO14:30)、17:00~22:00(LO21:30) ※スープがなくなり次第終了。 |
| 定休日 | 不定休(SNSで要確認) |
| 問い合わせ | 075-888-5157 |
| アクセス | 近鉄桃山御陵前駅、または京阪伏見桃山駅、または中書島駅下車 約10分 |
| 住所 | 京都市伏見区西大手町313-1【MAP】 |
| URL | @menshinyoshida |

近鉄桃山御陵前駅の高架下商店街「近鉄桃山商店街」の中程にある「ラーメン大中」。人通りの多い伏見大手筋商店街からも駅からもすぐという立地から、ランチや〆のラーメンとして利用する人が多いラーメン屋さんです。

写真は、店長・甲斐荘(かいのしょう)さんのオススメ「大中旨味カタ 肉増」930円。「カタ」は肩ロースの「カタ」です。「ラーメン大中」のチャーシューは、バラ、ロース、カタの3種類。チャーシューを選べるだけでなく、麺の茹で具合、スープの味、モヤシやネギの量、温泉卵やキムチの有無などを、追加料金なしでカスタマイズすることができます。

スープは秘伝のかえしを使った濃厚豚骨スープ。老舗製麺所「近藤製麺工場」の中細ストレート麺がスープをまといながらツルツルッと喉の奥へ入っていくと、「あぁ、おいしい…」とため息がでます。

「ウチの店は常連さんがほとんど。皆さん、自分の味を作って楽しんでいらっしゃいますよ」。何度も通って、お気に入りの味を追求してみましょう。
| スポット名 | ラーメン大中 |
| 営業時間 | 11:00~24:00 |
| 定休日 | 無休 |
| 問い合わせ | 075-603-2712 |
| アクセス | 近鉄桃山御陵前駅、または京阪伏見桃山駅下車すぐ |
| 住所 | 京都市伏見区観音寺町215【MAP】 |
| URL | https://www.palplan.net/daichu_fushimi/ |

昼の11時から14時30分までの開店にも関わらず、行列ができる京都・つけ麺の雄「つけ麺 きらり」。ドロリと濃厚な魚介風味の豚骨スープに極太のストレート麺をつけていただく「つけ麺」1,100円が看板メニューです。

麺はうどん粉(中力粉)を使った自家製麺。最初はふわっと、噛むほどにモチモチした食感が楽しめるように、日々粉の様子を見ながら製麺しています。
つけ汁は、7時間以上煮込んで作った豚骨スープに、サバやカツオ、イワシ、昆布など魚介を使った醤油だれを合わせて仕上げます。素材が天然のものばかりなので、麺と同様に毎日微妙に味が変わります。調整が難しいそうですが、15年以上この味を守り続けています。

トッピング全種がたっぷり盛られた「特上トッピング」450円もオススメ。チャーシューや味玉、メンマはスープにつけて食べるもよし、箸休めにそのまま食べるもよし。

テーブルには “味変” アイテムとして、すだち酢や酢ニンニクなどが用意されています。いろいろな味を楽しめるのはスープが濃厚だからこそ。いろいろ試してみた後は、十六穀米の「きらりめし」(50円)を最後に余ったスープに投入。シミシミにしていただきましょう。
| スポット名 | つけ麺 きらり |
| 営業時間 | 11:00~14:30LO ※スープがなくなり次第終了。 |
| 定休日 | 水・木曜 |
| 問い合わせ | 075-611-0565 |
| アクセス | 京阪中書島駅下車すぐ |
| 住所 | 京都市伏見区東浜南町660-3【MAP】 |
| URL | @tsukemenkirari |
いかがでしたか?伏見エリアで楽しめる個性豊かなラーメン店を4軒ご紹介しました。初めて行く方に抑えておいていただきたい4店、友達やご家族と食べ歩きを楽しんでみませんか。
supported by:とっておきの京都プロジェクト(京都市観光協会)
TOKK編集部
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