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阪神梅田本店にある「スナックパーク」。アクセスやおすすめメニューをご紹介。午後3時からはサク呑みも

25.11.18

TOKK編集部

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創刊50年を超える阪急沿線情報紙TOKKと、WEBメディア・TOKK関西を運営しています。

阪神梅田本店にある「スナックパーク」。アクセスやおすすめメニューをご紹介。午後3時からはサク呑みも
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阪神梅田本店といえば「食の阪神」といわれるほど地下の食品売り場(=デパ地下)が有名ですが、それに負けないくらい人気なのが「スナックパーク」です。名物のいか焼きはみなさんもご存じでしょう。フードコートのさきがけのような存在ですが、以前は「サラリーマンがお昼休みにさくっと腹ごしらえをする」といった感じの“おじさん度の高い場所”でした。しかし、2018年のリニューアル後はずいぶん様子が変わり、女性のお客さんも増えたといいます。どのように変わったのでしょうか。TOKK編集部員が「スナックパーク」のいまをレポートします。

そもそも「スナックパーク」ってどんな場所?

「スナックパーク」(通称「スナパ」)は阪神梅田本店の地下1階、食品売り場から少し離れたエリアにあります。1957(昭和32)年に「おやつセンター」として開業したといいますから、70年近い歴史が。1978(昭和53)年に「スナックパーク」に名前を変え、2018(平成30)年にリニューアルし現在の姿になりました。ラーメンからお寿司、天丼、粉ものなど全部で14店舗(季節限定でしたが、現在は通年営業している阪神ビールスタンドを加えて15店舗)。席はオールスタンディングで約170席あります。子どもや車いすの人が使えるローテーブルも用意されています。

スナックパークのカウンター

阪神梅田本店宣伝広報部の長谷川栞音さんによると、平日はサラリーマンが中心で、土日はファミリーや女性グループも多く見られるとのこと。「昔を知る人達に聞くと平日はサラリーマンばかりでしたが、いまは、平日の昼間も私のような若い女性が増えています。実際、私もスナックパークをよく利用するんですよ」。ちなみに、混みあうのは午前11時から午後1時のランチタイムと、夕方の午後5時過ぎから8時ごろまで。平日でも1日に数千人は訪れるといいます。写真のように通路は路地裏をイメージして少し狭めにつくられており、路地裏の雰囲気を出すため照明にもこだわりがあるそうです。

スナックパークの通路

「スナックパーク」のお店は魅力的なところばかり

では、どんなお店があるのか見ていきしょう。どこも魅力的で、“早”“安”“旨”の三拍子がそろっています。「お財布にやさしいお店ばかりなので、お腹に余裕があるようなら、ぜひ“はしご”して楽しんでください」と長谷川さんは言います。実際、インバウンドのなかには“粉もののはしご”を楽しむ人も多いのだとか。なお、名物のいか焼きは、今回は取り上げません。別の機会にご紹介しますのでお楽しみに。

うまかラーメンの外観

「うまかラーメン」は昔なつかしい味

みなさんは普段いくらくらいのラーメンを食べていますか。最近は1000円近くも珍しくありませんが、うまかラーメンの「しょうゆラーメン」はなんとワンコイン以下、税込390円です! しかも、大盛が無料。チャーシュー、メンマなどもしっかり入ってこの値段ですからびっくりですね(みそラーメンととんこつラーメンは450円)。いただきましたが、麺や具も本格派で、スープはなつかしさを感じる味でした。サイドメニューも格安で、ボリューミーな鶏ごはんが250円。ランチ時だと「しょうゆラーメン+鶏ごはん」が590円になります。少しリーズナブルに、でもお腹いっぱいご飯も食べたいという人にはぴったりのお店です。

うまかラーメンのラーメン

たこ焼きのルーツを提供する「元祖ちょぼ焼き本舗」

インバウンドにも大人気のたこ焼きですが、ルーツには諸説あって「ちょぼ焼き説」もその一つ。明治末から大正時代に誕生し、駄菓子屋を中心にブレイクしました。そのちょぼ焼きを国内でほぼ唯一提供するのが「元祖ちょぼ焼き本舗」です。こんにゃく、ネギ、しょうが、天かすでつくる素朴な味わいを再現しています。「レギュラーちょぼ焼き」が1枚税込185円、牛すじが入りおつまみに最適な「ぼっかけちょぼ焼き」が330円。どちらもテイクアウト可能。他にもビールのついたセットもあります。ちなみに、先に紹介した「うまかラーメン」とともにリニューアル前から「スナックパーク」で運営されているそうです。写真の「ちょぼ焼き」も30年を超えるキャリアをもつ職人さんが焼いてくれたんですよ。

ちょぼ焼き

ガッツリ系から小腹満たしまでバラエティ豊富

他のお店も、いくつか紹介していきましょう。写真ではご紹介していませんが、先に紹介した「ちょぼ焼き」とあとで紹介する「たこ焼き」「いか焼き」がテイクアウト可能なメニューです。

カドヤ食堂の外観

人気のラーメン店「カドヤ食堂」の「中華そば」も手軽に食べられます(税込590円)。タイガースのマークが入った味玉(200円)のトッピングも試してみたいですね。

カドヤ食堂の味玉

長谷川さんもよく利用すると言うオムライスとカレー「たまご丸」。540円のオムライス(※2026年1月初旬から580円に変更)はボリュームもばっちりです。

たまご丸の外観

「天ぷらの山」はサラリーマンに大人気のお店。それもそのはず、エビが乗った「海老かき揚げ天丼」がなんと税込600円です。

天ぷらの山の外観

握りたての江戸前寿司を気軽に楽しめる店として知られる「寿司店魚がし日本一」もあります。8貫が乗った「江戸前握り」は税込800円はまさにスナパ料金。

寿司店魚がし日本一の外観

午後3時からのスナパは「立ち飲みの聖地」に

さて、いま巷で「センベロよりも安い!」と話題なのがスナックパークの「サク呑み」です。午後3時から「ワンドリンク+アテ」で税込600円のセットが10店で提供されています。「仲間とワイワイしたり、お一人でサクっと飲み食いしたり、みなさんいろいろな楽しみ方をされています。

えきそばのサク呑みメニュー

『ローマ軒』のように、女性向きのメニューを出すお店もあるので、女子会利用もありますね」と長谷川さん。今回は、「えきそば」にサク呑みメニューを提供してもらいました。「焼きえきそば」は、中華麺にだしを合わせています。これだけでいっぱいなのに、ビールまでついているなんて……。ネット上では「8軒はしごしても、5000円以下で豪遊可能!」といった記事もあります。みなさんも「立ち飲みの聖地」で、それぞれの楽しみ方を見つけてください。

サク呑みのポスター

横10メートル超の壁画もお見逃しなく!

スナックパークに行ったら、忘れずに「ああ阪神スナックパーク物語」を見逃さないようにしましょう。横10メートルはある巨大な壁画。作者は、大阪在住の絵本作家の長谷川義史さんです。お母さんと一緒に阪神スナックパークにやってきた「よしお君」を主人公にした“絵巻物”。長谷川さんワールドが全開です。ただし、壁画の前は飲食するスペースになっているので、鑑賞の際は他のお客さんの邪魔にならないよう注意してください。

スナックパークの壁画
ペデストリアンデッキ

阪急大阪梅田駅からはペデストリアンデッキを目指すのがおススメ

「スナックパーク」は阪神梅田本店の地下1階にありますが、どのルートが行きやすくわかりやすいか、広報の長谷川さんに聞いてみました。

阪神梅田本店の2階フロア

まずは、阪急うめだ本店や大丸梅田店、阪神梅田本店を結ぶペデストリアンデッキ(歩行者専通路)を目指しましょう。写真の入口から阪神梅田本店の2階に入ります。左手に進み、化粧品売り場にあるエスカレーターを2フロアー下りたところに、スナックパークがあります。

阪神梅田本店の東側の入口

ホワイティ梅田など地下街から行く場合は、まずは阪神梅田本店の東側の入口を目指しましょう(大阪メトロ御堂筋線梅田駅の改札もある、大きな広場に面したところです)。百貨店の中に入らず、左手をまっすぐ行けば「スナックパーク」の入口が見えてきます。地下の食品売り場にはいくつも案内の表示があるので、お買い物をしてから向かっても大丈夫です。

阪神梅田本店「スナックパーク」の基本情報(営業時間など)

スポット名阪神梅田本店「スナックパーク」
営業時間10:00~22:00(L.O.21:30)
休業日阪神梅田本店に準じる
アクセス阪急大阪梅田駅下車 約10分
阪神・大阪梅田駅下車 すぐ
JR・大阪駅、大阪メトロ・梅田駅下車 約4分
電話06-6345-1201(代表)
住所大阪市北区梅田1-13-13 阪神百貨店梅田本店地下1階【MAP】 
URLhttps://www.hanshin-dept.jp/hshonten/restaurantguide/snackpark/index.html

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