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地元住民が作る茨木のソウルフード「龍王みそ」と、直売所「見山の郷」の魅力に迫る

26.02.19

伊東 孝晃

伊東 孝晃

1976年生。Webから紙媒体まで各種メディアにて原稿を執筆。対応ジャンルはエンタメ、グルメ、ビジネス系、旅行ガイドなど。

地元住民が作る茨木のソウルフード「龍王みそ」と、直売所「見山の郷」の魅力に迫る
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日本の食卓に欠かせない調味料・味噌。味噌汁はもちろん、さまざまな料理に使用され、味や風味のバリエーションの幅広さも魅力となっています。地域を代表する味噌も数多く存在し、大阪府茨木市でも地元の人たちが生産している「龍王みそ」が長年にわたって親しまれています。

今回は、身体にやさしく味わいも抜群な「龍王みそ」、そして生産・販売を手掛けている直売所「de愛(であい)・ほっこり見山の郷(みやまのさと)」の魅力を紹介します。

見山地区で受け継がれてきた味噌製法を商品化

今では茨木を代表する味噌として知られる「龍王みそ」。その誕生は昭和39(1964)年にまで遡ります。

当時、茨木の農家の女性たちで結成された生活改善グループが「地元で穫れた大豆で味噌を作りたい」という目標を持ち、見山地区で受け継がれてきた味噌の製法を参考にしてレシピを完成させました。その後、平成13(2001)年に直売所である「de愛・ほっこり見山の郷」(以下、見山の郷)が開業し、併設する加工場で生産されるようになりました。

現在では年間14トンもの量を製造し、「見山の郷」や地元のスーパーでの販売、学校給食の味噌汁に使用など、地域に根ざした味として親しまれています。

龍王みそ 14

龍王みそは原材料に米、大豆、麹、塩のみを使用し、無添加・非加熱処理で自然発酵させていることが大きな特徴。

下写真は定番のパッケージで、850gで950円。約半年の製造期間+約12ヶ月の熟成期間を置くことで甘い香りとコクのある深い旨味を生み出します。この味を生み出すには、麹を混ぜる際の高い技術が必要なのだとか。

龍王みそ 10

龍王みその用途は幅広く、味噌汁はもちろん、焼きおにぎりとの相性も抜群。「見山の郷」に併設されているテイクアウト店「de愛キッチン」でも「龍王みそ焼きおにぎり」(500円)として販売されています。

龍王みそ おにぎり トリミング

ここで龍王みそのバリエーションをご紹介。地元産のウリやナスなどを加えて熟成させた「やさいみそ」(150g 430円)は、野菜スティックやごはん、冷奴との相性が抜群です。

龍王みそ 8

砂糖やみりん、酒で甘みを強めた「練みそ」(150g 400円)は、米の比率を高め、ゆずや山椒など季節の香の物を煮詰めることで豊かな風味を加えています。

龍王みそ 9

関西風の雑煮にもぴったりな白みそ(450g 800円)は期間限定の商品。いずれも賞味期限はパッケージに詰めてから約3ヶ月とされていますが、添加物を使用していないので、なるべく早く食べきることがおすすめです。

龍王みそ 7

「見山の郷」で滋味あふれる地元野菜をゲット

龍王みそを製造・販売している「見山の郷」は、茨木市周辺の地域で収穫される野菜や米、農産物の加工品などを販売する直売所です。

見山地区では古くから大根の抜き取りイベントなど都市と農村をつなぐ交流事業が盛んで、「見山の郷」が開業してからは遠方からも多くの人が訪れるようになるなど、さらにその流れが加速しています。

龍王みそ 4

阪急茨木市駅から北方向に約14km進んだ先にある見山地区は、標高300〜450mに位置し、周囲を山や田畑に囲まれたのどかな環境が魅力。平坦地より2〜3℃低く寒暖差が大きい気候が旨味をたっぷり含んだ野菜を育みます。

龍王みそ 2

営業は朝9時からスタート。鮮度抜群な野菜が手頃な価格で購入できるとあって、野菜の直売所は開店直後から賑わいを見せています。地域の名産品である赤紫蘇やワラビ、ゼンマイといった季節の山菜など、スーパーマーケットではあまり見られない商品を目当てに訪れる人も多いそう。

龍王みそ 15

併設しているお食事処では見山地区で採れる野菜を使ったメニューを提供しています。こちらの「山野草天ぷらのそば」(700円)は、よもぎ、ふき、いたどりなど、定番の山菜の他、コスモスやつつじなど、食用の花も入って見た目の美しさも楽しむことができます。

龍王みそ 12

先の項目でも述べた通り、「de愛キッチン」ではテイクアウトグルメが充実。
見山産の大豆と玉ねぎ、米粉などで作ったパティをフライし、米粉のバンズで挟んだ「大豆ミート味噌カツバーガー」(500円)は、肉を使っていないとは思えないほどの食べ応えを堪能できます。

なお、こちらは土・日曜のみの数量限定販売となります。自家製の生甘酒と豆乳をベースに野菜やフルーツの味わいが楽しめる「であいスムージー」(350円)とセットでどうぞ。

龍王みそ 3

ジェラートにも龍王みそを練り込んだメニュー(シングル300円、ダブル450円)があり、こちらもぜひ食べておきたい一品です。

龍王みそ 6

名産食材から作る加工食品を、ぜひおみやげに

「見山の郷」では野菜や山菜の他、お土産にしたい加工食品も豊富に用意されています。

開業当初からのロングセラー商品である「de愛豆腐」は、見山産の大豆「さちゆたか」のみを原材料に使用。伝統的な製法に則って作られ、絹(250g 150円)・木綿(330g 250円)・すくい(220g 200円)・焼き(170g 120円)など、バリエーションも豊富に揃えています。

豆腐加工品である豆乳やおからも販売しています。

龍王みそ 1

こちらは龍王みそを使ったドレッシング(250g 450円)。ゆず味と梅シロップ味の2種類があり、見山産の野菜の旨味を存分に引き立てます。

龍王みそ 11

見山地域の名産品・赤紫蘇を使った「赤紫蘇サイダー」(250ml 300円)は、能勢・桜川の銘水をベースにすることで独特の清涼感を生み出しています。赤紫蘇にポリフェノールやβカロテン、カルシウムなど豊富な栄養が含まれているので身体にやさしいのもうれしいポイントです。

龍王みそ 17

見山産のうるち米で作る「米粉パン」は、外はパリッと中はもちもちの食感で、食べ進めるほどに米の甘みが際立ってきます。あんぱんや玉ねぎパン、コッペパン、食パンなど種類もたくさんあるので、どれを買おうか店頭で迷ってしまいそうです。

龍王みそ パン

茨木のソウルフード「龍王みそ」から広がる見山地区の食の魅力。その味わいを堪能したい人は、ぜひ「見山の郷」を訪れてみてください。野菜や加工食品のショッピングを楽しみ、大阪にいるとは思えないほどのどかな景色、地元食材を使ったグルメで癒されることうけあいです。

龍王みそ 見山の郷
スポット名de愛(であい)・ほっこり見山の郷(みやまのさと)
営業時間9:00〜16:00
定休日火曜
問い合わせ072-649-3328
アクセス阪急茨木市駅下車 車で約30分
住所大阪府茨木市長谷1131【MAP】
URLhttps://miyamanosato.com/

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伊東 孝晃

ライター

伊東 孝晃

13人編成のバンド「赤犬」のメインボーカルとしても活動している。銭湯巡りを趣味としており、遠方でのライブや取材の際は、事前に銭湯の有無を調べている。

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