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26.10.25
TOKK編集部
創刊50年を超える阪急沿線情報紙TOKKと、WEBメディア・TOKK関西を運営しています。

目次
2026年11月22日まで宝塚大劇場で上演される花組公演、三井住友VISAカード ミュージカル
『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』。
黄泉の帝王・トート役を務める花組トップスターの永久輝せあさんに貴重なお話を伺いました。
素直にうれしかったですね。高校生の時に『エリザベート』を見て感激し、宝塚音楽学校の受験を決意したほど、出演を夢見ていた大好きな作品です。お話を伺った時は、歴史あるミュージカルでトートという難しい役を務めることにプレッシャーを感じましたが、憧れの作品に挑める喜びを胸に、全力でこの挑戦に向き合いたいです。
本作では概念としての「死」ではなく、人間に恋をして過ちを犯す、人間らしい感情を持った一つのキャラクターとして捉えています。先日ウィーンでお会いした作曲家のリーヴァイ氏の「死は恐ろしいものではない」という言葉もヒントになり、誰にとっても「死」は生まれた時から共に人生を送る近い存在なのかなと。今はそんな解釈を手がかりに、役を深めているところです。
一つは音楽の素晴らしさです。私自身もファン時代に夢中になって何度も口ずさんだほど、人を惹(ひ)きつける魅力があると思っています。もう一つは、再演ごとに演じる方によって役の雰囲気や見え方が変わる面白さです。宝塚歌劇版では私が11番目のトートですが、先輩方の映像を拝見すると、どの方もご自身の個性が生きるトート像を作られていてとても魅力的でした。
「歴代の方々の演技にとらわれすぎず、一つの作品として丁寧に作っていこう」と話しています。普段の星空は可愛らしい雰囲気の娘役ですが、エリザベートの芯の強さをどう表現するか、今は試行錯誤しながら稽古している印象です。実は舞台上で二人が直接対峙する場面は少ないので、遠くから彼女の姿を静かに見守っている感覚ですね。
膨大な課題に対して、下級生に至るまで組の皆が情熱を持って取り組んでいます。今の花組生がそれぞれの役をどう捉え、どうチャレンジしていくかが、今回の花組の『エリザベート』になると思っています。 演出の小池先生の作品に対する愛も毎日感じておりますので、演じる私たち自身も作品への愛情を忘れずにいたいです。今の花組が作る『エリザベート』をぜひ楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。
TOKK編集部
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