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今も昔もタカラジェンヌの大好物。宝塚が誇る銘菓・寳もなか

26.02.21

中島 美加

中島 美加

生まれも育ちも甲子園。書くことが大好きで、大学4回生からライター業をスタート。

今も昔もタカラジェンヌの大好物。宝塚が誇る銘菓・寳もなか
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もなかと聞くと、年配の方のおやつ?いえいえ宝塚では10代の音楽学校の生徒から大スターまで、タカラジェンヌの大好物なんです。ヅカファンももちろん、大好きです。それは「永楽庵」の寳もなか。

永楽庵 外観

ひとつ食べたら体重が増えそうな罪悪感を覚えるタイプではなく、軽いタイプ。種(もなかの皮のこと)は100%餅米でサクサク香ばしく、餡は北海道十勝産の大納言小豆を100%使用していて甘さ控えめ。小豆の美しい粒の姿を多く残した粒餡は自家製で、炊いた後1週間寝かせると、いい塩梅になると言います。

永楽庵の創業は明治42年。創設者の松尾定吉さんは竹籠を編んで売っていました。明治43年に阪急電車が宝塚まで開通し、宝塚新温泉や宝塚少女歌劇(現宝塚歌劇)ができて町が発展してきたところ、親交があった阪急電鉄の創設者の小林一三氏とのやりとりで、何か喜ばれるお菓子を作ろうと思った定吉さん。試行錯誤して、今の寳もなかの原型を作り、竹籠に入れて販売し始めたといいます。
そんな歴史話をしてくれたのは、四代目の松尾道子さん。「おじいちゃんの時はもう少し小さかった」そうですが、寳もなかの8種の鋳型のデザインは当時のまま。中国の吉祥思想に由来するようで、打出の小槌や宝庫の鍵など、宝尽くし文様です。七宝に小判を加えたのは「おじいちゃんのアイデアです。8種類あるので詰め合わせを作るのも面倒だと思ったりすることもありますが、手作業でしっかり確認しながら商品をお渡しするのは安心につながりますね」と道子さん。

現在、五代目の長男・恭秀さん、次男・岳洋さんの親子三人で切り盛りされています。二人の息子さんも時間があれば歌劇を観劇されているそうで、買い物に来たファンの方と公演の感想などを語り合ったりも。もなかだけでなく宝塚に来られるお客様のためにという想いまで100年以上、大切に家族で語り継がれているのが微笑ましいこと。

寳もなかの、種と餡が別包装で箱詰めされているセットがあります。寶あわせ、と言います。自分で付属のへらを使って食べたい時に食べたいだけ、もなかを作って食べられるのです。種が餡と別なのでサクサクなのが魅力です。寶あわせの誕生には、小林一三氏の奥様が関わっていました。種のパリッとした食感を楽しみたいと言われ、宝塚ホテルにいる奥様のもとに種と餡を別々にして届けたのが起源だそう。私も、こちらが好きで家でいただく際には餡の上にアイスをのせて食べたりも。ちなみに天海祐希さんは寳もなか派。檀れいさん、一路真輝さんは寳あわせ派なんだそうですよ。

この寳あわせ、2月21日から2月28日まで、創業1909年にちなみ10個入りを税込みで1,909円(通常は税込み2,100円)で販売されます。2月の前半に打ち出したところ好評につき、追加販売です。1人3箱まで。今の時期、ひなまつりの熨斗紙が用意されています。桃の節句のおみやげなどに喜ばれそうです。

そうそう、紙袋には、寳もなかの八宝と宝塚歌劇の5組(花、月、雪、星、宙)の柄が入っています。

それにしても、ウワサどおり。本当に現役のタカラジェンヌだけでなく、元タカラジェンヌにもファンの多いこと!今年の阪急電鉄の初詣のポスター&TOKKの表紙を飾った千隼悠さんも好物らしく、お母さんが買いに来られたとか。

「餅米は炭水化物で、粒餡は繊維質が豊富で脂質が少ないので、体質管理をされている方のおやつにぴったりみたいです。実はボディビルダーやプロレスラーの体作りにもいいみたいで、試合前に来られる方がいます」とのこと。まだまだ面白いエピソードは尽きないし、もうひとつ紹介したかった商品・ひめたから、もありますが、それはまたの機会に。

寳もなかは、いにしえの時代、袴姿のタカラジェンヌが劇場までの間にこっそりと食べ歩きを楽しんでいたという話を聞いて、真似してみました。注文してから餡をつめてくれたできたては、1個150円。種がとってもサクサク。しっとり餡と口の中で出合ってもなかになる感じでした。

店舗・施設・スポット名永楽庵
時間9:30~19:00
定休日月曜
問い合わせ先0797‐86‐3863
アクセス阪急宝塚駅下車すぐ
住所宝塚市栄町2‐1‐1 ソリオ宝塚1 GF【MAP
公式URLhttps://eirakuan.jp/

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中島 美加

宝塚ライター

中島 美加

生まれも育ちも甲子園。書くことが大好きで、大学4回生からライター業をスタート。卒業後は当時、 冊子スタイルだった「TOKK」のライターとして、執筆していました。

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